導入事例

圧倒的に起動が速いChromebook C720を活用し
店舗での迅速な契約手続きを実現したBOOKOFF

ブックオフコーポレーション株式会社様

導入モデル:Chromebook C720〈ノートブック〉

ノートブック 企業

東証一部上場企業として事業を拡大するブックオフコーポレーション株式会社。 古本から始まった同社の事業は、CD、ビデオ、ゲームへと広がってきた。 今では"捨てない人のインフラを作るカンパニー"を使命として掲げ、衣料品やスポーツ用品、雑貨まで扱っている。こうした中で新たにMVNO事業に参入、Acer Liquid Z200を採用してスマホ+SIMのセット販売をはじめるにあたり、Google社が開発を進める全く新しいOSである「Chrome OS」搭載のChromebookを契約用端末に採用。 「Chromebook C720」を200台導入し、全国の190店舗へ展開中。

全国の約190店舗へ一斉に導入展開。
シンプルなChromebookはクラウドとの相性も抜群

ブックオフコーポレーション株式会社

BOOKOFFは2011年に携帯電話の取り扱いを開始し、2015年1月にMVNO事業へ参入。 同時に端末+SIMをセットで販売を開始した。携帯端末には「Acer Liquid Z200」を採用。これが発端となり、安心で安全な契約用の端末が必要なためChromebook C720の導入に至った。
BOOKOFFを展開するブックオフコーポレーション株式会社の事業開発部長の土橋武氏は「以前から格安で提供できるスマホがあれば当社でも手掛けていきたいと考えていました。そんな時に、AcerさんからSIMフリースマホのAcer Liquid Z200の提案があったんです」と語る。

ブックオフコーポレーション株式会社ブックオフコーポレーション株式会社
事業開発部長 土橋 武 氏

「問題は店頭でのSIMの開通手続き業務にどう対応するかいうこと。そこで浮上してきたのが、Chromebook C720の導入でした」まず、クラウド環境で利用できること。個別にシステムを用意する必要もなく、個人情報を含めたデータも店舗に残らない。
次にWi-Fiが利用できること。店舗の業務の邪魔になるケーブル類が必要ない。さらに店舗内を自由に移動できるように、バッテリーが長持ちすること。そしてコストパフォーマンスだ。これらの条件をクリアしたのが、Acerが提供するChromebook C720だった。

ブックオフコーポレーション株式会社 Acerが国内スマートフォン市場に参入し、投入したLiquid Z200
■ Liquid Z200
Android 4.4.2/MediaTek MT6572M(1.0 GHz)/
4型 WVGA(800×480)/200万画素カメラ/約130g
ブックオフコーポレーション株式会社

Chromebookとの"出会い"でTCOを大幅に削減

ブックオフコーポレーション株式会社

「プロジェクトの会議の場でChromebook を触った時にこれだ、と思いました」と土橋氏はChromebook C720と出会った時の衝撃の大きさを語る。
「軽快に起動して、シンプルな操作でネットに接続できる。これだけで今回の業務に支障はありません。しかも低価格でまとまった台数が確保でき、初期設定がシンプルであり、スマホとセットでキッティング作業も可能となる。さらには、OSのライセンスは無償であることはもちろん、設定作業、セキュリティ対策費用などが大幅に抑えられるなど導入コストだけでなく、ランニングコストも抑えられる点でまさに私たちのプロジェクトに最適なマシンだと判断しました。全員一致でしたね。
心配していた操作方法の違いについては、「実際に使い始めてみるとほとんど問い合わせはありませんでした」と語る。

圧倒的な起動スピードで、お客様を待たせずに処理を実現

ブックオフコーポレーション株式会社ブックオフコーポレーション株式会社 BOOKOFF新宿駅西口店
副店長 今井 佑香 氏

実際の店舗での使い勝手はどうなのだろうか。 店舗を代表して説明を受け、メンバーの指導に当たるBOOKOFF新宿駅西口店副店長の今井佑香氏は、その使い勝手の良さを高く評価する。
「何と言っても、Windowsパソコンと比べて起動が圧倒的に速いことが大きなメリットです。一切待ち時間はありません。ボタンを押したらすぐ起動するといったイメージです」。
起動にいちいち時間が掛かっていては、お客様を待たせてしまうことになる。「お客様の店舗滞在時間は平均でわずか15分。お待たせするというのは絶対にタブーなんです」と今井氏。「Chromebookと聞いて大丈夫かな?と思いましたが、ブラウザベースのためすぐに慣れることができました。タスクもサクサク処理できて、作業効率が良いです」と今井氏。
他の業務と端末を共有をせずに契約専用端末としてChromebookを活用。運用効率と業務効率を両立させお客様を待たせない工夫がされている。

ウィルス対策ソフトの導入の必要なく運用方法も今までどおり

ブックオフコーポレーション株式会社Chromebook C720は、USBポートに周辺機器を接続して簡単に使用できる。BOOKOFFでは汎用のバーコードスキャナーをつないで契約処理を行っている。

「用途を限定しているため、他のアプリケーションは一切インストールされていません。それだけにシンプルな運用ができているんです」と土橋氏は指摘する。メールの送受信もしていないので、セキュリティもシンプルだ。もともと Chromebook C720は非常にセキュアな設計になっているため、ウィルス対策ソフトを導入する必要もない。
Chromebook C720 は他のノートPCと同様に、閉店後は鍵付きのキャビネットなど決められた場所に保管されている。

Chromebookのセキュリティ
OS、アプリの自動アップデート

Chromebookは6週間毎に自動でアップデートします。最新のソフトやセキュリティを利用する為に、自動アップデートシステムが機能します。ユーザーが更新をする必要はありません。

セキュアなサンドボックス構造

サンドボックスと呼ばれる限られた領域内で動作するため、万一悪意のあるプログラムが使用された場合にも他のアプリやプロセスに影響を与えません。

セキュアブート対応

Chrome OSを起動するたび、システムファイルに異常がないかチェックします。 もし何か異常が発見されれば、バックアップ機能が働きシステムが復元されます。またセキュアブートは起動時に毎回働くのでウィルスが侵入するのを防止したり、その他危険な動きを防ぐのに有効な対策となります。

データの暗号化

全てのユーザーデータはChrome OS、Chromeブラウザ、プラグインは暗号化され保存されます。クラウドの保存されたデータは暗号キーを作成するTPMチップ(TPM 1.2に基づく)により保護されております。TPMセキュリティは、Chromebookが盗難されてもデータを他者から守る事が出来る技術です。

メーカーの枠を超えた新たなコラボレーションも構想中

土橋氏は、今回のプロジェクトを通してAcerという会社に対する見方が大きく変わったと話す。
「Acerと言えば、PCメーカーとしては世界有数のグローバルベンダー。高スペックのマシンをリーズナブルな価格で提供しているという印象でした。デジタルメディア系で確固としたブランドイメージがあり、正直、敷居の高いイメージはありましたね」しかし、実際に付き合ってみるとイメージは違った。
「良い意味でメーカー然としていないんですね。製品を渡したら終わりではなく、アフターフォローもしっかりやってくれるし、こういうプロモーション をした方が受けるのではないか、とかパートナーとして親身に接してくれるんです」土橋氏は、今後さらにコラボレーションを広げていける手応えを感じたという。 実際に土橋氏は、Acerとの次の展開を構想中だ。
同社とAcerとの関係はまだ始まったばかりだが、今後はユーザとメーカーという枠を超えたコラボレーションが期待できる。そのコラボレーションが今回のスマホのように、多くの消費者に新たなライフサイクルを提案することにつながる可能性もある。 今後の展開に注目したい。

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