導入事例

Windows OS搭載のタブレットは、グループウェアのモバイル端末にうってつけのデバイスです。

JFE商事鉄鋼建材株式会社様

導入モデル:ICONIA TAB W500P〈タブレット〉

タブレット 企業

中堅企業を中心にグループウェアの利用が広がっているが、社外から利用するときの端末はスマートフォンが主流だった。しかし、もっと高度な利用のためには、画面の大きなモバイル端末が必要だ。
そこで脚光を浴びているのがICONIA TAB W500P。Windows OS搭載なので余計な手間をかけず、システム資産を有効活用できるからだ。タブレットを導入したJFE商事鉄鋼建材株式会社をお訪ねし、総務人事部の松下安宏部長と山本貴副部長のお2人にお話を伺った。

建築・土木に特化した鉄鋼資材の販売会社

jfe_03.jpgJFE商事鉄鋼建材株式会社
総務人事部部長 松下安宏氏

──まず最初に御社のご紹介をお願いします。

松下私どもJFE商事鉄鋼建材株式会社は、建築・土木分野で使用される鉄材を専門に販売する会社として、JFE商事から分社・独立して誕生した会社です。JFE商事は川崎製鉄とNKKが統合してできたJFEスチールの直系商社ですが、よりお客様に近い場所にいて、いち早く有益なご提案ができるようにとの目的から、社員数約150名の当社が誕生しました。現在、日本の東半分を担当地域として営業しています。

最近でのおもな仕事の一つが、完成間近の東京スカイツリーです。東京スカイツリーを近くからよく見ると、さまざまな形をした数え切れないほどのパイプが組み合わせられていることがわかると思います。あのパイプはいろいろな製法によって作られていますが、その半分近くが私どもの商品です。

また、羽田空港のD滑走路拡張工事では、環境保護のために埋め立てをせず、桟橋工法という作り方が採用されましたが、そこで大量に使われた鋼管杭も、私どもの商品です。

スマートフォンでは荷の重い仕事でタブレットが候補になる

jfe_04.jpgスマートフォンでは見にくかったグループウェアの画面もタブレットなら鮮明に見える

──御社では最近、日本エイサーのタブレットを導入されました。導入までのいきさつを教えていただけますか?

松下現在は総務人事部、財務経理部、営業総括部の3個所に導入をしています。おもにネオジャパンさんのグループウェアであるdesknet'sを、モバイル環境できちんと使えるかどうかを中心に検証を行っています。

私どもでは以前からdesknet'sをRAS(Remote Access Service)の環境で全社的に利用してきました。この便利なシステムを社内だけで使うのはもったいないと、営業部門の社員に65台ほどスマートフォンを持たせて、リモート端末として使わせています。しかし営業部門の使い方ならスマートフォンで充分かもしれませんが、われわれのような管理部門では、電子決済など、より複雑な操作を伴う業務をすることが必要になります。そうなるとスマートフォンでは荷が重すぎます。

それに加えて、社内の業務改革の一つの柱として「文書削減」という課題を達成しなければなりません。1年ほど先に、現在の社屋からの移転を予定しておりますが、新しいビルは壁面収納ができない構造になっていて、今抱えている紙の資料を半分に減らす必要があります。そのためにはペーパーレスの会議システムなども検討していかなければなりません。そういった中でタブレットに注目が集まってきたわけです。

jfe_06.jpgちょっとしたミーティングでもタブレットが活躍する。

──モバイル端末として、ノートPCはお使いでしたか?

松下はい。営業部門の社員には30台くらいモバイルPCを持たせています。ただ、彼らがモバイル端末に求める一番の機能はメールなのですが、機動に時間がかかるため、移動中にノートPCで迅速にメールを確認することは難しいと考えています。電車に乗ってノートPCを立ち上げていたら、降りる駅についてしまうこともあります。そういうこともあり、一時期は携帯に社内のメールを転送していたこともありましたが、セキュリティの問題があり停止しました。そこで、まずはスマートフォンを持たせようということになったわけです。しかし、スマートフォンはメールを見る程度なら問題ありませんが、PCのようには作業ができません。細かい見積書や、込み入った図面は、スマートフォンの小さい画面での作業では無理があります。そこで、タブレットを導入しようという話になりました。

運用のしやすさと基幹システムへの接続でWindows OSを選択

jfe_05.jpgJFE商事鉄鋼建材株式会社
総務人事部副部長 山本 貴氏

──タブレットのOSは、Windowsが必要でしたか?

松下営業部門の社員に持たせているスマートフォンはOSがWindowsではなかったため、いろいろと制約がありました。タブレットではより高度な使い方をしようと考えていますから、Windows OSでないと困ります。他のOSを搭載したタブレットも検討はしましたが、管理する側から言えば、社内にいろいろなOSが併存するのは頭の痛い問題です。また、我が社の基幹システムがちょうど入れ替えのタイミングで、これに合わせて電子決済を本格導入しようと考えています。モバイル端末で電子決済をするとなると、どうしてもOSにはWindowsが必要です。たとえば営業部長などは外回りが多い職種ですが、わざわざ電子決済のためだけに社内に戻って来るというのは効率がよくありません。Windows OSを搭載していないタブレットでは基幹システムに接続できませんし、無理して接続しようとすれば、また余計なテストをしなければなりません。そういうわけで、複雑な操作を伴う業務で使用するモバイル端末は、Windows OS搭載機である必要があるわけです。

──導入後のご感想はいかがですか?

松下導入したのは2011年の9月からなので、まだ使い慣れていない部分がたくさんあります。そのため様々な検証を行っていますが、起動が早く想像以上に軽量で持ち運びが楽なことも魅力的ですね。

山本実際にグループウェアを使って情報を発信するような使い方をしてみると、回覧文書やお知らせなどが非常に手軽に打ち込めました。試しに電車の中からも発信してみましたが、問題ありませんでした。これがスマートフォンだと画面が小さいので操作性が犠牲になり、私たちが想定している業務での使用は難しいと考えています。

──今後の導入はどのように進められるご予定ですか?

松下営業部門にどう展開するか、ペーパーレス会議にこれを使うかどうかなどを現在検討中です。先のことを考えれば、在宅勤務や外出先から社内会議に加わるための端末としても有力な候補だと思います。

Partner's Voice

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desknet'sとWindowsタブレットは、最強の組み合わせだと思います

株式会社ネオジャパン プロダクト事業本部 第一営業部 橋本宜倫さん
http://www.neo.co.jp/

私たちが販売しているdesknet'sは、ユーザー数262万人を誇り、日経コンピュータ誌の読者調査で2年連続顧客満足度No.1を獲得しているグループウェアです。これまではモバイルPCからグループウェアを活用している企業様は少なかったのですが、エイサーさんのWindows OS搭載タブレットの登場により、より多くの企業様でdesknet'sが導入されることを期待しています。これからエイサーさんと二人三脚で、事業展開を図っていきたいと思います。

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