導入事例

すぐれたコストパフォーマンスとコンパクトなボディがエイサーの魅力です。

菊正宗酒造株式会社様

導入モデル:Veriton VTX480 10台, Veriton VTX490 15台〈デスクトップ〉

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酒どころ灘の老舗・菊正宗は創業350年を誇る代表的日本酒メーカー。
そのルーツはさらに古く、約700年前の後醍醐天皇の時代にさかのぼるという。品質を重視して伝統的製法の酒造りにこだわり、多くのファンを獲得してきた。
そんな同社が、最近導入したパソコンはエイサー。その経緯を、システム室室長の福田恵司氏にうかがった。

「老舗の中の老舗」だが、パソコンは1人1台体制

kikusui_01.jpg──はじめに御社の概要をお教えいただけますか?

私ども菊正宗酒造は、万治2年(1659年)創業の、灘の酒蔵です。2009年に創業350周年を迎えましたが、ルーツをたどっていくとさらに300年ほどさかのぼって南北朝時代になります。当時の後醍醐天皇に創業者の先祖がお酒を献上し、名字の「嘉納」をいただいたと伝えられています。

創業当時、灘はまだ大きな酒の産地ではなかったのですが、江戸が文化・文政の最盛期を迎えたときに酒の消費が大きく伸び、それとともに菊正宗が発展していきました。初めて日本酒を海外に輸出したのは私どもですし、業界で初めて輸出貢献企業として表彰も受けております。

近年ではより品質の高い製品を求めて、伝統的な製法である「生き酛もと造り」を上撰以上の製品に導入し、業界や日本酒ファンから注目いただいています。この製法は非常に手間がかかる上に管理が難しく、職人たちの勘と経験によるものが大きいために、大手メーカーでこの製法を使っているのは、私どもだけです。

──そういう歴史のある会社さんですが、コンピュータはどのくらい普及しているのでしょう?

事務系、営業系の職場では、すでに1人1台の体制でパソコンが使われています。ほとんどがデスクトップPCで、スペックが陳腐化したり、故障したりすると新しい機種に入れ替えます。パソコンの管理はシステム室が行い、いつでも入れ替えができるように、新しいPCを数台在庫させて待機しています。

デスクトップPCを選択している理由は、主にはコストですが、ディスプレイが自由に選べることも重要なポイントです。弊社では比較的大きめの、20インチ以上のディスプレイを近年採用するようになっていますが、そのサイズだとノートPCでは選択肢がありませんから。

ボディがコンパクトなので設置がとても楽になりました

kikusui_02.jpg──ノートPCを使われている方も、多少はお見かけしましたが?

弊社では、役職者のみがノートPCを使用しています。理由は、機密事項を扱う場合があるので、後ろを人が通ったときなどに画面を閉じて対応できるからです。また、ノートPCならデスク越しに誰かと話をするときでも邪魔になりません。デスクトップPCだと、ディスプレイが邪魔で話がしづらいですから。

しかし、その他の現場ではデスクトップPCが主力で、とくに出荷関係の部署では、ディスプレイを2つ接続して2画面で仕事をしています。1つの画面にFAXの受注票が表示され、もう1つの画面には出荷の入力画面が表示される仕組みです。これはとても便利で、1画面だとどんなに大きなディスプレイでも重なって使いづらくなってしまいますが、2画面にすることで作業効率が向上しています。

──今回、エイサーの製品を導入いただいたわけですが、エイサー製品が選ばれた理由は何でしょうか?

弊社としては、使用するパソコンに特別な仕様などは求めていません。OSがWindows 7であること、メモリーが2ギガバイト以上あること、CPUがCore 2以上であることをクリアしていれば、あとはコストパフォーマンスで選ぶことになります。

エイサー製品は、コストパフォーマンスが良かったことに加えて、デザインがコンパクトであったことが決め手になりました。従来使っていた機種は、横に置くとデスクの上で場所を取りすぎるので、縦置きにしかできませんでしたが、今回導入したエイサー製品なら、横にして使うことも可能です。置き方の自由度が増えたので、それだけ設置しやすくなりました。

あと、エイサーのPCはデザインが目立ちすぎないのがいいですね。置くとオフィスが落ち着いて見えます。

酒関係のサイトはコンテンツフィルターに引っかかるので困ります

kikusui_03.jpg──どのようなソフトを導入されていますか。

マイクロソフト・オフィスは必須です。それに部署によって異なる当社専用のアプリケーションが加わり、あとはウイルスチェッカーとパソコンの管理ツール関係くらい。それらはすべて、システム室でインストールしています。

セキュリティ対策は、ウイルスチェッカーとコンテンツフィルターがメインですが、このコンテンツフィルターが曲者です。というのは、仕事上アルコール関係のサイトを見に行くことが多いのですが、コンテンツフィルターにとっては、それらのサイトがブラックであると判断されることが多く、引っかかってしまいます。それでは仕事にならないので、アルコール関係の制限を緩くするように調整して使っています。

──エイサーというブランドに対して、社内の反響はいかがでしたか?

数年前に液晶ディスプレイを導入しているので、エイサーブランドはすでに認知されています。また、弊社はここ10年ほど、外資のパソコンばかり使っているので、外資系であることへの抵抗感もありませんでした。

私個人のことで言えば、3年前からエイサーPCのユーザーなので、品質や性能については信頼していました。

──今後、エイサーに望むことは?

現在のところ故障もなく、製品には非常に満足しています。サービスやサポートについても、まったく心配はありません。これから望むことといえば、安定した製品供給を続けていただきたいということです。私どもは常に数台の予備機を在庫させて、社内のニーズに応えていますが、メーカーからの供給が月単位で途切れてしまうと、仕事に支障が出る可能性があります。外国メーカーの中には、その点で不安のある会社もあるので、ぜひエイサーさんには安定供給をお願いしたいと思います。

Partner's Voice

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10年間通い続け、初めて買っていただいたのがエイサーのパソコンでした。

AID 株式会社アドヴァンスト・インフォーメイション・デザイン
西日本事業本部 大阪支社 営業グループ チーフセールス 穐田泰弘さん
http://www.a-i-d.co.jp/

菊正宗様とは10年くらい前からの古いお付き合いになります。なかなか良い提案ができなくて、お会いいただくだけの関係が続いていましたが、おかげさまでエイサー製品を提案したところ、即、導入していただけました。私の亡くなった父が菊正宗の大ファンで、いつも晩酌で飲んでいたんです。ですから何とか菊正宗さんに商品を買ってもらいたくて通っていましたが、ついに思いがかないました。ようやく親孝行ができた気持ちです。

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