導入事例

待ったなしの現場に即応するため、薄型で軽量、しかも立ち上がりの速いノートPCを求めていました。

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー様

導入モデル:AS3810T-XSH11 176台 〈ノートブック〉

ノートブック 企業

NTTグループのネットワーク総合エンジニアリング企業である株式会社NTT-MEは、 さまざまな現場でネットワークの構築、運用、保守をサポートする「縁の下の力持ち」的存在である。 このほど同社のフィールドサービス事業部において、 作業現場で使用するPCとしてエイサーの「Timeline(タイムライン)」が採用されたが、 その経緯について事業推進部門の沼尻主査と東京事業所の五十嵐さんにお話をうかがった。

24時間365日、通信が途切れないサービスを提供するのが使命

nttme_03.jpg──「NTT-ME」のロゴがついた銀色の営業車はよく見かけるのですが、実際はどういう業務を行っている会社なのでしょうか?

沼尻私たちNTT-MEは、NTTグループのネットワーク総合エンジニアリング企業として、NTTグループをはじめとするお客様の通信インフラやネットワークソリューションの構築、運用、保守をサポートしています。私どもの所属するフィールドサービス事業部は、NTT東日本の収容局にある通信設備のメンテナンスが仕事の中心です。したがって、仕事の現場は首都圏をはじめ長野、新潟から北海道までの東日本エリアにある収容局になります。メンテナンスのほか、設備が故障した時の修理対応や、新たに通信設備を構築する際の試験や検証も行っています。お客様に24時間365日、通信が途切れることなくサービスを提供することが、私たちの使命です。

──つまり、みなさんのお仕事の現場は、収容局の建物の中ということですね?

nttme_02.jpg五十嵐はい、そうなります。最新のNGN(次世代ネットワーク)と呼ばれるITネットワーク設備や、今まで使われてきた電話交換機、そのほかに伝送設備という収容局同士を結ぶ設備の保守も行っています。みなさんの目に触れることのない世界が仕事場ですが、意識的には装置の先にお客様がいらっしゃることを常に考えながら仕事をしています。

──今回、エイサーのパソコンを176台ご購入いただきましたが、これはどういうところで使われるのでしょうか?

沼尻17の事業所で各10台程度ずつ導入しましたが、すべて収容局の作業現場において、データ設定などの技術的な用途に使っています。現地でサーバーに直接パソコンをつなぎ、データ投入などの作業をするのがおもな目的です。

機種選定のポイントは持ち運びの容易さと立ち上がりの速さ

nttme_04.jpg──新しいパソコンを導入するに当たって、どういう機能を重視されたのでしょうか?

五十嵐作業現場でサーバーに接続して使うものですから、事業所から収容局へ持ち運ぶことになります。したがって持ち運びの容易さ、具体的には軽さとか薄さといった要素が重要になりました。作業員はパソコンだけを持ち運ぶのではなく、ほかにも重い工具や資材を持っていますので、パソコンが持ち運びやすいというのは大事な基準なのです。ただし、持ち運びが容易になっても性能がダウンするのは困ります。特に現場の作業員たちからは、「立ち上がりの速さ」が求められました。故障で駆けつけるような一刻を争う事態に即応するためには、ムダな時間は1秒もかけられません。故障時間はすなわち、お客様に迷惑をかけている時間ということですから、少しでも故障時間を切り詰めることが必要なのです。そのために、パソコンの起動がもたつかず、すみやかに立ち上がることも重要な要素になります。もちろん、それらの基準を満たしたうえで、コストがリーズナブルであることも重要な検討要素でした。そういった要望を販売店さんに伝えたところ、いくつかの候補機種を選んでくれました。それらのスペックを見比べて選定した結果、エイサーのTimelineに決定したというわけです。
なお、当初はディスプレイが11.6インチのモデルで検討していましたが、ベテランの作業員もいるので画面はできるだけ大きい方がいいということになり、結局13.3インチのモデルを導入することになりました。私たちの作業現場には、アナログ交換機から最新のIT機器まで幅広い知識を要求される設備があり、実際に作業を行う社員もベテランが多いため、操作性は言うに及ばず文字が読みやすいことも必要でした。

社内ツールで一部の動作を制限し、セキュリティ対策も万全

nttme_05.jpg──Timelineは電池が長持ちすることも大きな特徴ですが、その点は検討材料になりましたか?

五十嵐8時間バッテリーが持つというのももちろん魅力的ですが、私どもはパソコンを基本的にはAC電源で使用することになっているので、検討材料のポイントはやはり軽さと「起動が速い」ことでしたね。

──こちらの会社でエイサーのパソコンを使われるのは初めてですか?

沼尻初めてですが、特に不安などはありませんでした。エイサーが世界的なシェアを持つメーカーであることは、よく知っていましたから。日本のパソコン業界では後発のイメージもありますが、雑誌などにもよく出ていますし、そのあたりは何も心配ありませんでした。

──セキュリティ対策としては、どのようなことをされていますか?

五十嵐このパソコンは、作業専用のマシンとなっており、他の業務と兼用で使うことは禁止されています。作業現場で接続する先はNTTの基幹システムですから、クローズドなネットワークで、そこから外部のインターネットに繋ぐということもありません。つまり、用途をきわめて特化して利用しているわけです。また、作業員がこのパソコンを自宅に持って帰ったりすることは、社内ルールで禁止されています。もし不正に利用しようとしても、社内ツールで情報の書き込みが制限されていますし、USBメモリーなどでデータを抜いたりすることも、できないようになっています。とにかく、通信に関わる装置に直接つなぐ端末であるということで、万全のセキュリティ対策が講じられています。

──使用されている方からの感想はいかがでしたか?

五十嵐薄さ、軽さが要望通りだったので、みな満足しています。速さの面も、コストが安い分心配だったのですが、特に立ち上がりが予想以上に速かったということで、驚いたようです。これまでに使っていた機種と比べると、薄さ、軽さ、速さのすべての面で勝っていて、持ち歩くのがとても楽になったと好評です。

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