• HOME
  • トピック
  • パートナー企業向け自社イベント「Acer Partnership Busines...

トピック

パートナー企業向け自社イベント「Acer Partnership Business Conference in TOKYO」を開催。Windows®7 Professional搭載の法人向けタブレットを市場に投入

2011年06月16日

bcn_apbc_04.jpg日本エイサーの販売パートナー向けカンファレンス「Acer Partnership Business Conference in TOKYO」がDIS の協賛で5月23 日に開催された。カンファレンスでは、日本エイサー 詹 國良(ボブ・セン) 代表取締役社長が「世界一のパートナービジネスを目指す」と語り、DIS 西田善紀 取締役が「日本エイサーや販売パートナーとともに成長していく」と応えた。そして、販売パートナーのビジネスに大きなチャンスをもたらす商材として発表されたのが、Windows®7 Professional を搭載したタブレットパソコン「ICONIA TAB( アイコニア・タブ)W500P」だった。

パートナーの利益を最大化する日本エイサーとDISの取り組み

apbc_02.jpgカンファレンスの特別講演で日本エイサーの詹氏は、エイサーとビジネスをするメリットを販売パートナーに訴えた。特に、販売パートナーが商材を前にして抱く、「その製品を取り扱って儲かるのか」「その製品の価値は高いのか」「その製品に将来性はあるのか」という三つの疑問に対し、同社が採用しているインダイレクトビジネスの利点やバンクーバーオリンピックなど数多くの導入事例、そして、右肩上がりのエイサーの成長力を提示して、同社製品の魅力を伝えている。

日本エイサー製品の国内流通を担うDISの西田氏も壇上で講演を行った。同氏は、日本エイサーとともに取り組んでいる施策を発表し、エイサーとのビジネスの将来性を語った。実際に日本エイサーとDISは、中国工場からDISの物流センターへの直接納品体制をとることで、物流面でのコスト削減を実現していたり、物流センター内にあるカスタマイズセンターで全数通電検査を実施し、初期不良の削減に努めている。

また、販売環境の整備の一環として、日本エイサーとDIS が共同で「Business DN'A」という法人向けサイトを開設したことも発表された。法人ユーザーは法人向け製品の詳細な情報を得られるだけでなく、同サイトから見積依頼も可能だという。そして、その見積依頼は同サイトを通じて販売パートナーに紹介されるため、販売パートナーの販売機会の創出にもつながるのだ。既存システムとの連携が容易なWindows搭載タブレットカンファレンスでは、5月20日から国内での発売が開始された日本エイサーのタブレットパソコン「ICONIA TAB W500P」(以下、W500P)の講演も行われた。

W500P の開発コンセプトは「実用的でビジネスにも使えるタブレット」だ。そのコンセプトを実現させるため、W500PのOSには、Windows®7 Professional 32 ビット版が採用されており、CPUには高速処理を実現するAMDデュアルコアプロセッサーC-50が搭載された。

OSにWindows が採用されているのは、既存のシステムやソフトウェア、周辺機器との優れた連携性を発揮させるためだ。これは、Windowsを基本システムに採用している多くの企業にとって、導入時の最重要ポイントになるだろう。

具体的に言えば、ログイン管理やバージョン管理といった管理性、暗号化や認証といったセキュリティ面、インストール制限やパッチ適用といったアプリケーション配備とメンテナンス性、既存の開発資産や開発ノウハウの活用が可能な開発生産性と互換性の維持、そして、Office連携やWebアプリケーション連携による業務の生産性の向上が、Windowsを搭載したW500Pの導入によって実現する。

社内システムとの連携や専門用途など、それぞれの目的において、他OS搭載のタブレットパソコンと異なり、制限のない使用が期待できるのだ。


Professional版の採用で法人向けの提案が加速

apbc_03.jpgW500Pには、Windows®7の中でもProfessional 版が採用されており、Home Premium版を搭載している製品では利用できない機能が使える点も特長だ。例えば、ドメイン参加機能が搭載されているため、社外でW500Pを利用する際にも、企業のドメインネットワークに簡単かつ安全に接続可能である。タブレットの真骨頂であるいつでもどこでも仕事ができる環境がW500Pならば迅速に構築できるのだ。

また、Windows® XP モードが利用できる点も企業にとっては大きな魅力となる。企業ではWindows® XP が長期間利用されてきたため、Windows® XP 用のアプリケーションが数多く使用されている。Windows® XPモードでは、それらのアプリケーションをWindows®7上で稼働させられるため、既存の資産が活用できるのだ。

Windows®7搭載のタブレットパソコンなどを導入する際に、Windows® XP対応のアプリケーションの互換性という導入障壁を抱えている企業は多いだろうが、Windows® XPモードが利用できるWindows®7 Professionalを搭載したW500P ならば、互換性の問題で導入をためらう必要がない。

Windows®7搭載タブレットパソコンのビジネス利用について講演を行った、日本マイクロソフト コマーシャルWindows本部の竹内洋平氏も、「W500P は法人利用における必須要件をすべて満たしたタブレットパソコンです」と太鼓判を押す。

このように、Windows®7 Professionalを搭載したW500Pは企業ユーザー向けの提案が非常にしやすい商材である。外出先でのメールチェックやグループウェアの閲覧端末として、また、社内システムと連携させた顧客管理端末、さらに、店頭での在庫確認や客先におけるプレゼンテーション端末として、積極的に提案できるだろう。

カンファレンス会場の入り口にはW500Pの実機が展示されていたのだが、その周りにできた販売パートナーの列が、W500P の商材としての潜在価値の高さを物語っていた。