GIGAスクール構想を正しく理解して最適なデバイス提案を!

Point3 GIGAスクール構想のデバイス選定の落とし穴

Point 3GIGAスクール構想のデバイス選定の落とし穴

標準仕様に沿ったデバイス選定

標準仕様に沿ったデバイス選定

前回はGIGAスクール構想においての、マイクロソフト社、Google社、Apple社の標準仕様について解説しました。本号ではデバイスを選定する上で気を付けていただき点をご紹介します。

Bluetoothの混線を避ける!

Bluetoothの混線を避ける!

まずキーボードですが、標準仕様では
Bluetooth 接続でない日本語 JIS キーボード
としています。
「Bluetooth 接続ではない」のは、複数端末が教室内でキーボードをBluetoothで接続をした場合に、ペアリングが解除されたり、混線したりすることを避けるためです。

具体的な接続方法としてはUSB接続や、Smart Connector による接続、元々キーボードを取り外さないノート型・コンパーチブル型の端末を導入するといった方法があります。

また日本語 JIS キーボードを指定しているのは、「キーボード入力で原文を入力」→「スペースキーを押して目的の漢字・カタカナが出るまで変換」→「returnキーで確定」という、日本語独特の入力プロセスがしやすいためです。

新学習指導用要領では、「タイピング」も
重要な情報活用能力のひとつと位置づけている。

“LTE通信に対応している”どういうこと?

“LTE通信に対応している”どういうこと?

標準仕様書に「LTE 通信に対応していること」という項目があります。LTEモジュール内蔵していなくても外付けで良いとされています。

LTEは必須ではないLTE回線は補助には含まれない

LTEは必須ではないLTE回線は
補助には含まれない

家庭学習や校外学習での通信方法を検討した結果、LTE 通信機能について、不要であれば削除しても構わない(削除することでより安価な端末を整備できる可能性がある)。としています。
LTE 通信を利用する場合、標準仕様書に認証カード(SIM等)の調達、通信利用にかかる費用は含まないため、必要な場合は自治体が自前で別途調達を行うことになります。

GIGAスクール構想対応デバイスと最新情報はこちら

出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/