Point 4実際にどのOSを選べばよいか?
必要十分な処理能力と価格のバランス
教育現場で期待される端末は、学習に使うのに必要充分な処理能力と不自由しない通信能力で、そして何より廉価であることが求められます。
補助金の上限が45,000円であることからも想像できるかと思います。
(私学の場合は1/2)
文科省も標準仕様書の中で
「学校のICT環境構築に当たっては、端末、ソフトウェア、通信ネットワークなどをそれぞれ別個に考えるのではなく、複合的に勘案して、全てがストレスなく稼働するかを見極めることが重要である。
特に、学習用ツールについては、具体的な学習場面における ICT 利活用についてどのようなツールを用いて実現するか検討し、その方法が実現可能な端末の決定を行うことが重要である。」としています。
クラウドサービスの活用を
念頭に置いた標準仕様書
標準仕様書では、クラウドの活用を念頭に置いている
「1つの機能あたり1つの有償ソフトウェアを必ず購入しなくてもよい。
例えば、教育機関向けの無償のライセンスで複数の機能が実現できる場合や、無償で公開されているWebサイトで実現可能な機能などもある。」と記載している。
クラウドサービスを活用できるOS、端末を選定することが重要になります。

GIGAスクール構想のOS選択時の注意点
年齢や学習内容にあったデバイス・OS選定
小学校低学年はアルファベットを打てないことや非力な子が多いのでiPadを選択するケースや、小学校高学年、中高生は調べ学習やレポートなどキーボードで入力する作業がより多く発生するので Chromebook / Windows PC などが想像できます。
それぞれのケースに合わせてデバイス・OSを選定してください。

出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/)