導入事例

誰もがパソコンを持つ時代なので大学にはワンランク上のPCが必要。予算と性能でエイサーを選びました。

愛知工業大学様

導入モデル:Aspire ASM5811 74台, ASX3900 20台 〈デスクトップ〉

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2009年に開学50周年を迎えた愛知工業大学は、6300人が学ぶ工科系総合大学。 2010年4月には、名古屋市営地下鉄自由ヶ丘駅から徒歩1分の立地に新キャンパスを開設した。
この自由ヶ丘キャンパスには経営学部経営学科の2専攻が入り、最新のものづくり経営を学んでいる。
キャンパス竣工と同時に配備されたデスクトップPC94台はエイサーのマシンが選定されたが、その経緯について経営学部長の近藤高司教授にお話をうかがった。

「コンピュータに強い学生」を送り出す工科系経営学部

ait_02.jpg──真新しい素敵な校舎ですね。最初に、このキャンパスの概要を教えていただけますか?

愛知工業大学のキャンパスは、昔は名古屋市内にあったのですが、今は豊田市の八草が本拠です。しかし、少子高齢化の波を受けて、最近はどの大学も都心回帰の方針を取るようになりました。そこでわが校も、経営学部経営学科の経営情報システム専攻とビジネスマネジメント専攻の2専攻を新しい自由ヶ丘キャンパスに持ってくることにしたわけです。この近くには系列の名電高校もありますし、本山駅には大学院のサテライトキャンパスもあります。そんな経緯で、この場所に新キャンパスを建設しました。

──工業大学の経営学部は、文化系大学の経営学部とどこか違うのでしょうか?

そうですね。もともとは工学部の中の経営工学科から発展していますから、工場管理や工業経営がベースになっている学科です。したがってコンピュータに強い学生を送り出すことを特徴にしています。

──では、学内にもふんだんにコンピュータが必要になりますね?

ait_05.jpg1年生には入学時にノートパソコンを1台ずつ配付しています。さらに、コンピュータを使う授業では演習室にデスクトップPCを1人1台、それに加えてマルチメディア情報センターに20台のデスクトップPCが配備されています。

このキャンパスは名古屋市から土地をお借りして建てたものですが、そのときのお約束でキャンパスの一部は地域住民の方々が自由に使えることになっています。ですから1階のマルチメディア情報センターのPCは、地域住民のみなさんも使えるようになっているんです。実際、近隣の小中学生が放課後になると、ゲームやインターネットをしにやってきますよ。

学生が持っているものより高性能のPCを求めやすい価格で

ait_04.jpg──今回、それらのデスクトップPCにエイサー製品をお選びいただきました。選定に当たっての条件は、どのようなものだったのでしょうか?

授業にも使うパソコンですから、ある程度の性能があって、その上で求めやすい価格のものが必要になります。今は学生が家にパソコンを持っているのが当たり前の時代ですから、彼らが持っているものよりも高性能なPCを大学に置かなければなりません。せっかく工業系の大学に入ったのに、学校のPCが自分の持っているものよりも見劣りするのでは、学生ががっかりしてしまいますから。

そして、管理する側からの条件としては、余分な機能が入っていないこと。とにかく基本的なデスクトップPCに徹していることですね。特殊なものが付いていたり、おまけでいろいろなソフトが入ってくる製品がありますが、そういうものがあるとかえって使いづらくなってしまいます。こういった条件の中で日本電話施設(株)より提案を受けたのがエイサーの製品でした。

──エイサー製品は初めてとのことですが、不安はありませんでしたか?

デスクトップPCとしては初めてでしたが、その前から個人的にはノートPCを購入していたので、不安はまったくありませんでした。というより、「エイサーなら安心」と思っていたくらいです。私たちはコンピュータにはかなり精通しているつもりなので、現在のPCの心臓部に台湾製の部品がたくさん使われていることや、世界のPCのほとんどが中国で組み立てられていることを知っています。ですから、PCに関して「国産」とか「外国製」といった区別はしておりません。

新しい教室の内装に合わせてコンシューマーモデルをチョイス

ait_03.jpg──今回導入いただいた機種は、エイサー製品の中でも法人モデルではなくて一般向けのコンシューマーモデルですね。通常、企業様や学校様が導入されるときには、主としてセキュリティ面から法人モデルをお選びいただくことが多いのですが、このモデルに決定された理由は何でしょう?

もちろんセキュリティは大事ですが、このキャンパスではサーバーで集中管理するシステムを採用しており、法人向けでないモデルも安心して使えるようにしています。新しい教室の内装に合ったおしゃれなデザインの機種をカタログで探していたら、たまたまコンシューマーモデルになったということです。学生が愛着を持って使ってくれるということも大切な要素ですから。

──導入時にインストールしたソフトは、どんなものですか?

OSとオフィスソフト、それに授業で使うのでアドビのマルチメディア関係のパッケージと、3D CADのソフトを入れています。学生が持っていない、高度なアプリケーションを使える力を養うためです。しかし本格的なソフトは決して安価ではないので、頭が痛い問題です。ハードの価格はどんどん下がってきてありがたいのですが、ソフトの価格はなかなか下がりませんから。

──PCメーカーに対するご要望は、何かありますか?

とにかく今のPCは陳腐化が非常に早く、3年もすると時代遅れになってしまいます。したがって学校としては、時代に合った性能のものをどんどん買い換えていくしかありません。ですからPCメーカーのみなさんには、基本性能の高い製品、つまり処理速度が速く、搭載メモリーが多く、ハードディスク容量の大きなPCを、なるべく導入しやすい価格で提供していただきたいと思います。メーカーのみなさんは差別化要因として個性的な製品を作りたいと考えるかもしれませんが、私たち教育機関が求めるPCは、あくまでもグローバルスタンダード、デファクトスタンダードのものです。それらが安く入手できることが最大の要望です。エイサーさんはそういったわれわれの願いによく応えてくれていると思いますが、これからも引き続きお願いします。

Partner's Voice

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新しいキャンパスでの設置作業は、
学生に戻ったみたいで気持ちよく進めることができました。

NDS 日本電話施設株式会社
NGIビジネス本部 ソリューション営業部 システム部門 木村奈菜子さん
http://www.nds-g.co.jp/

このキャンパスのコンピュータ・システム導入と設置工事を担当させていただきました。PCが100台近くにサーバーとプリンターでかなりの荷物でしたが、3週間ほどの作業で無事、設置を完了しました。学生さんたちも興味を持ってくれたので、「もう少しで使えるから、ちょっと待ってね」と声をかけたりして、私も学生時代に戻ったような気分にさせてもらえました。

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