導入事例

キーボードが打ちやすく音も静かなエイサーは、ボディが小さいので生徒の顔がよく見えます。

熊本県立第一高等学校様

導入モデル:Veriton L460 45台 〈デスクトップ〉

デスクトップ 学校・教育

熊本県立第一高等学校は、創立105年という名門高校。コンピュータ教室には、45台の真新しいデスクトップPC Veriton L460が並んでいます。エイサーのコンパクトなマシンが生徒たちにどう受け止められているかを、「情報」の授業を担当されている斉藤秋則先生にうかがいました。

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起動がとても速いので、授業時間のロスが減りました

──コンピュータを使う授業はどのくらいあるのでしょうか?

1、2年生が週に1時間、「情報」の授業で使います。そのほかは「総合学習」の時間で使うくらいです。もっと授業時間があれば、かなりのところまで教えられるのですが、現在では電子メールの送受信と簡単なホームページの作成、それにワード、エクセル、パワーポイントの使い方を教える程度です。

──今回、エイサーのVeritonを45台導入されましたが、生徒さんたちの反応はいかがですか?

やっぱり新しい機械は気持ちがいいらしいですね。コンピュータの授業がない3年生たちは、「どうして私たちのときに入れてくれなかったの?」と文句を言っています。使ってみた感想では、「キーボードが打ちやすい」という声が多いですね。私もそう思います。それから、「音が静か」という声もよく聞きます。前に使っていた機種は冷却ファンの音が大きく、人の声が聞き取りにくいほどでしたから。

──先生ご自身のご感想はいかがですか?

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私は起動時間が速いことが何よりもありがたいと思っています。一斉に電源が入れられるソフトを導入していますが、従来のパソコンと比べると、立ち上げるときの時間がとても短くてすみます。「情報」の授業は週に1時間しかないので、時間が節約できることは、とてもありがたいのです。それから、本体がとても小さいことも利点のひとつです。従来はミニタワー型を使っていましたが、省スペースのはずのそのタイプでも、教壇から見ると生徒の顔が隠れてしまいがちでした。このエイサーのマシンは本体がびっくりするくらい小さくなっているため、ひとりひとりの顔が実によく見えます。いたずら書きなどをしている子がいても、すぐに発見できるんですよ。

──本体が小さいと、盗難などが心配になったりしませんか?

いえ、その点は心配したことはありません。本校は伝統的に、ものを壊したり、勝手に持って行ったりする生徒がいないのです。ですから、この部屋と、もうひとつのコンピュータ室は、朝と昼休み、そして放課後は開放しています。生徒が勝手に入って使えるようにです。しかし、これまでにトラブルは皆無です。

タグを「手打ち」してホームページの作成を学ぶ

──今この教室にいるのは2年生のようですが、何をしているのでしょう?

自習をしているように見えるかもしれませんが、各自、自分のホームページを作成しているところです。1年では電子メールの送受信とワードのマスターでタイピングを覚え、パワーポイントを使ったプレゼンテーションを実践します。そして2年生になると、エクセルをマスターしてからホームページの作成までやります。エクセルでは簡単な関数の使い方も勉強します。ホームページの作成は、それまでに学んだことの集大成です。最終的には全生徒の作品をサーバーにアップして、みんなが見られるようにしています。

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──ホームページの作成は、何かソフトを使って行うのでしょうか?

いえ、全員がテキストでタグを手打ちしています。そのために、2時間使ってタグの使い方を教えています。私が6年前の平成15年に着任したとき、パソコンにホームページ作成ソフトが入っていなかったんですね。それで、やむなくタグ打ちを教えました。今回導入した機種には「ホームページビルダー」をインストールしていただきましたので、来年からはそれを使って授業を進めることになると思います。おそらくかなり効率がアップするでしょうから、できあがるホームページの質が相当向上するのではないでしょうか。私は以前、共学校にいたことがあるのでわかるのですが、女子生徒は男子生徒に比べて機械が苦手なため、タイピングの速度が遅いのがネックになります。なのでタグ打ちはとても時間のかかる方法なんです。

パソコンのメンテナンスからDVDの作成まで先生が対応

──家でパソコンを使っている生徒さんはどのくらいいらっしゃいますか?

自分で自由に使えるパソコンが家にあるという子は、全体の3割くらいでしょうか。8割から9割のご家庭にパソコンがあると思うのですが、ほとんどが家族と共用ですから。中には自分でブログを立ち上げているような生徒もいますが、それは2割程度だと思います。そういう子はある程度スキルがあるので、休み時間に友達を連れてきて、ここで芸能関係のYouTubeなんかを見ていますよ。男子生徒だとゲームに夢中になるところですが、女の子はおとなしいものです。

──この部屋に45台、もうひとつの部屋にも同じくらいのパソコンがありますが、それらのメンテナンスは先生が担当されるのですか?

はい。私がひとりで担当しています。この部屋のマシンは入れたばかりなのでまったく問題はありませんが、もうひとつの部屋にあるものは、年中どれかがトラブルを起こしています。今のパソコンは問題の原因が特定しにくいので、たいていはクリーンインストールで対処しています。私はもともとパソコンが「趣味」でしたので、そういうことはまったく苦にはなりません。毎年、運動会と文化祭では私が写真とビデオを撮影してDVDを作り、生徒に配布しています。

──こういう先生に教わることのできる生徒さんたちは、幸せですね。

今の時代はパソコンが車の免許と同じで必須ですから、彼女たちが社会に出て困ることのないようにと教えています。もっと授業時間があればいいんですけどね。

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