導入事例

基幹システムの端末用PCとして、超省スペースで省エネルギーのVeriton N260Gを選びました。

飯能市役所様

導入モデル:Veriton N260G-B27F 140台 〈デスクトップ〉

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埼玉県の南西部にある飯能市は、豊かな自然に恵まれ、8万3千人の人々が暮らしている。 このたび、飯能市役所では基幹システムのリニューアルにあたり、端末PCを一新することとなった。 条件は省スペースのデスクトップPCであること、業務をこなすのに充分な性能があること、 そしてコストパフォーマンスが高いこと。入札の結果、選ばれたのはエイサーの極小デスクトップ機「Veriton N260G」だった。導入の経緯を、飯能市広報情報課の皆さんにうかがった。

できるだけ机を広く使えるように、省スペースのデスクトップPCを選定

hanno2_02.jpg──今回導入されたVeritonN260Gは、どのような用途のために導入されたのでしょう?

須田市のコンピュータシステムには、住民基本台帳や税金関係、福祉関係を扱う基幹系システムと、情報系システムの2種類があるのですが、今回、基幹系システムの再構築にともなって端末機器も更新することとなり、そのために導入しました。前のシステムではクライアント・サーバー型のシステムを使用していましたが、今回の更新でWeb形式にシステムが変わり、端末を一新することになったわけです。

──導入計画はどのように推移したのでしょう?

松本システム自体の見直しが昨年の春くらいから始まり、使用するシステムの選考を行いました。そして端末について別途入札、導入という段取りを経て、庁舎内に140台が配備されました。

──機種の選定に当たっては、どのような条件があったのでしょうか?

平沼今まで基幹系のクライアントマシンは、すべてノートPCでした。市の業務は情報系と基幹系に分かれているため、職員は机の上にそれぞれの端末として2台のノートPCを出して使っていました。それがかなり場所を取るということで、今回の基幹系システム更新を機に、基幹系の端末を省スペースタイプのデスクトップPCに決めたわけです。
デスクトップPCの方が画面が見やすいし、機種選択でできるだけコンパクトなものを選べば、机の上の場所もとらないのではないかと考えましたが、入札で選ばれたエイサーのVeriton N260Gは、17インチの液晶モニター背面に装着できるため、机の上をかなり広く使えるようになりました。

条件が合わなかった部分は、「特別仕様」で対応

hanno2_03.jpg──省スペースのデスクトップPCであることのほかには、どのような条件がありましたか?

平沼クライアント・サーバー形式からWeb形式へシステムが変わりましたから、今回の端末機はブラウザーを立ち上げて、その中で仕事を進めていく形になります。したがってそれほど高性能なPCである必要はなく、一般的にいう「ネット端末」で充分であると考えました。もちろん、最低限のスペックは必要で、PDFで出力された帳票類を画面に表示してプリントアウトしたり、エクセルやワードがちゃんと動いたりする性能はなければ困ります。

松本そのために、候補となったメーカー数社にお願いして、評価機を貸し出してもらい、私どものところで入念にテストを繰り返しました。

──「ネット端末」という言葉が出ましたが、そういうPCが存在することは、以前からご存じでしたか?

平沼何社か出しているところがあるのは知っていました。コンパクトさが魅力だなと。あとは性能が充分かどうか、価格が手頃かどうかだと思っていました。それが入札ではっきり示されましたので、導入に至ったわけです。

──日本エイサーの対応について、何か印象に残ったことはありますか?

平沼私たちは、ネットワークで端末を管理する関係上、OSについては、Windows 7 Professional、ドキュメント作成ソフトについては、Officeを必須条件として入札仕様を提示いたしました。その結果、Officeについては、エイサーの提案要件には無かったプリインストールモデルを飯能市役所専用モデルとして作成し、応札していただいたことが、とても印象に残っています。

エイサー製品は故障知らず。いつまでも長く使い続けたい

hanno2_04.jpg──実際に使っている方たちの感想はいかがですか?

松本デスクトップPCにすることのメリットとして、キーボードが使いやすくなることも期待していました。今まではノートPCに外付けのテンキーを接続して使っていたので、「段差があって打ちにくい」という声がありました。今回の機種に付属のキーボードは、キータッチがノートPCに近いもので、昔のデスクトップに慣れた人からは「違和感がある」という声が出ている一方、ノートPCに慣れている人たちは「抵抗がないと」言っています。このあたりは好みの問題だと思います。

須田この機種に関して、「ここはダメだ」というところはなくて、好みが分かれる部分があるだけです。おおむね好評ですよ。

──自治体でのPC使用は、いろいろとセキュリティの問題がからんでくると思いますが、この機種に関してはどのような対策を講じられていますか?

松本まず物理的なことでは、「ワイヤーロックをかける」という対策をしています。本体が小さいので、盗もうと思えば盗めてしまいますから。また、ハードディスクの暗号化も行っています。入出力に関しては、ポートコントロールをかけて、USBメモリーやSDカードによるデータの持ち出しができないようにしてあります。そのほか、ディスプレイの盗み見を防止するために、セキュリティフィルターも導入しています。なにぶん住民基本台帳や税金、福祉関係などは全部が個人情報ですから、たとえ同じ職場の人間に対しても、見えてはいけないという考えです。

──これからエイサー製品に望むことはありますか?

須田飯能市がエイサー製品を使い始めたのは3年前からですが、ほとんどトラブルなしで動いています。厳しい財政の中でPCを購入しているので、故障なしでしっかり働いてくれるのは嬉しいですね。以前は5年リースでしたが、今は購入に変えているので、使えるものなら何年でも使いたいというのが本音です。これからもコストパフォーマンスのすぐれた、信頼性の高い製品を作り続けていただきたいと思います。

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