導入事例

全国トップクラスの合格実績を支えているのは質の高い授業環境を低コストで実現するエイサーPC

松尾学院様

導入モデル:TravelMate TM5335-PS922 360台、TravelMate TM5360-XC843 106台〈ノートブック〉、Veriton VTX490-B51 2台 Veriton VTX4610-B323 2台〈デスクトップ〉、V193Bbmd 2台〈液晶モニター〉

デスクトップ ノートブック 学校・教育

東進衛星予備校を運営する松尾学院は、授業で生徒が利用するノートPCや事務に使うデスクトップPCにエイサー製品を採用した。エイサー製品は、多くの生徒が授業でフルに活用しても壊れない耐久性や性能の高さを低コストで実現しているからだ。初期不良や故障もほとんどなく、質の高い授業環境を継続的に生徒に提供できていることから、松尾学院では今後のPCの増設や既設PCのリプレースにおいても、エイサーPCを採用していくことを決めている。

PCの性能が授業環境の質に直結

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姫路地区や大阪地区を中心に、東進ハイスクールのフランチャイズ校である東進衛星予備校を16校舎展開している松尾学院。東京大学や京都大学といった最難関国立大学や医学部医学科への合格者を多数輩出しており、" 地域ナンバーワン "の予備校との呼び声も高い。その評価を裏付けるのが、松尾学院グループで学ぶ生徒の第一志望校合格率72%という数字だ。これは、東進衛星予備校を運営する全国の塾の中でもトップクラスの数字である。

同じ東進衛星予備校のフランチャイズの中でも高い合格率を実現させているのは、単に授業を提供するのではなく、スタッフを他の予備校よりも多く配備したり教育講演会などを頻繁に実施したりするなど、生徒や保護者にきめ細やかで手厚いサービスを提供しているからにほかならない。

松尾学院代表取締役 松尾健一郎氏は、「生徒に夢と希望を与えて、ともに取り組んでいく勇気を提供し、最終的に合格に結びつけて感動をともに得ることが当社の経営方針です」と語る。その方針に則って、生徒一人ひとりに適したカリキュラムで万全の志望校対策を提供しているのだ。

学習に際して生徒が利用するのは、「t-POD」(toshin-Preparatory school On Demand)という映像を駆使した授業システムだ。生徒は教室に用意されたPCを利用して、およそ1万種類の授業を映像配信によって個別に受けられる。難しい部分は繰り返し受講したり、理解に応じて授業を先取りしたりできるなど、生徒一人ひとりのレベルや目標に合わせて最適な学習を可能にする。受講後に生徒は、理解度を確認できる「確認テスト」や「講座修了判定テスト」を受けられるため、自身の弱点などの確認や復習が可能だ。このテストの結果はネットワーク経由で松尾学院側のスタッフが把握でき、担当する生徒への指導にも生かされている。「授業そのものがIT化されているため、PCがなくては授業になりません。PCの性能が授業環境の質に直結するのです」とPCの重要性について松尾氏は指摘する。

現在でこそ、映像配信にはビデオオンデマンドというスタイルでPCが使われているが、実は、以前まではDVDが利用されていた。IT環境の整備が進む中で、2011年に全国の東進衛星予備校でDVDからビデオオンデマンドによる映像配信授業に移行することになったのだ。そこで、松尾学院でも当時、教室に配備していたDVDプレーヤーに代えてノートPCを導入することになった。授業環境の質に直接かかわるノートPCの本格的な検討がそのとき始まった。

検討製品の中でエイサーPCが最も性能が高く最も低コスト

matsuo2.jpg代表取締役 松尾健一郎氏

授業に利用するノートPCの選定に際して製品に求めたのは、まず頑丈さだ。すべての生徒が授業にPCを利用するため、多くの生徒が扱っても壊れない強度が欠かせないからだ。特に授業で利用されるノートPCは頻繁に開閉されるため、ラッチ部分などが壊れやすい。また、確認テストや講座修了判定テストで利用するキーボードについても、多くの生徒の使用に耐えられる頑丈さが求められた。

加えて、PCには相応の処理性能も必要だった。授業は映像配信によって実施されるため、映像が途切れたりフリーズしてしまっては、授業の大きな妨げになってしまうからだ。「従来もDVDと併用してPCを一部の授業に活用していました。しかし、その当時に導入していたPCはキーボードの一部がよく外れたり、使用しているソフトがフリーズしてしまったりするなど、授業に支障が出ることがよくありました」と松尾氏は振り返る。

また、以前に使用していたノートPCは、初期不良や故障が多かった点も問題だった。初期不良や故障が発生した場合、生徒に提供する授業環境に穴が空いてしまうからだ。「新品なのに調子が悪かったり、3カ月もしないうちに画面が映らなくなってしまうこともありました」と松尾氏はため息をつく。

これらのポイントや課題をもとに、国内メーカーや外資メーカー数社のノートPCを検討した。そして、最終的に導入を決めたのがエイサーのノートPCだった。松尾氏は、「エイサー製品は、検討の土台に上がった製品の中で最も性能が高く、最も低コストだったのが決め手です」とその理由を明かす。

ただし、それまで松尾学院ではエイサー製品を使用したことはなかった。そのため、耐久性については使ってみなければわからないという思いもあった。それでも導入に踏み切ったのは、従来から取引のある販売店のベンハウスが、松尾学院の要求に最適な製品としてエイサー製品を推薦したからだった。ベンハウス営業課長の尾上劉次氏は、「耐久性があり、しかも低コストという松尾学院様のニーズに応えられるのはエイサーのPCしかないと判断しました」とエイサー製品を推薦した理由を語る。

初期不良や故障がほとんどない

matsuo3.jpg生徒が授業に集中できる環境をエイサーのノートPCが作りあげている

2011年の夏から2012年の春にかけて、松尾学院はエイサーのノートPCを466台導入し、生徒の授業環境を整備してきた。466台という大量導入にもかかわらず、初期不良や故障がほとんどない点を松尾学院は最大限に評価している。「以前は30台導入したら1台は半年以内に壊れていました。そのような状況がエイサーのPCではまったくなくなりました。初期不良や故障がないため稼働率が高く、いつでも生徒が授業を受けられる環境を整えられたのが一番大きな成果ですね」と松尾氏は満足げに語る。

実際にエイサーのノートPCを利用している生徒からは、「映像再生時にスムーズに見られる」「キーボードにテンキーがあるので数字の入力が楽」という喜びの声が挙がっている。「時間を有効活用したり脳を活性化させるために、授業は1.4倍速で受講できるのですが、その際の再生を滑らかに行えるのは生徒にとっても魅力でしょう」(松尾氏)

松尾学院では、ノートPCと合わせてエイサーのデスクトップPCとモニターも5台ずつ導入した。デスクトップPCでは、生徒の受講状況や成績を管理できる学力POSシステムの利用に加えて、OfficeやOutlookなどを使用した事務作業を行っている。そのデスクトップ環境にエイサー製品を採用したのも、やはりコストパフォーマンスの良さが決め手となった。

今後も校舎を増設したり、既存PCのリプレース時期には新たなPCの導入を考える必要があるが、「導入したエイサー製品には非常に満足しているため、引き続きエイサー製品を採用する方向で進めていきます。また、業務用途で利用しているデスクトップ製品についてもエイサー製品に順次切り替えていく予定です」と松尾氏は展望を語り、エイサーPCに対する最大限の信頼を示した。

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