1人1台、ノートPCを支給!
松田校長が実践する最先端のICT教育とは
東京都小金井市立前原小学校様
導入モデル:Acer Chromebook Spin 11 R751T-N14N〈ノートブック〉
児童1人に対し1台のノートPCを支給し、最先端のICT教育を行う、東京都小金井市立前原小学校。2020年のプログラミング教育必修化に先駆けてプログラミング授業を実践し、他にも、朝の会、総合的な学習の時間、英語、算数など、あらゆる教科で、 Google Chrome OS のノートPCを活用しています。実際の授業とはいったいどんなものなのか、そして、子どもたちの創造力を最大限に引き出すICT活用のポイントとは……? ICT教育の先駆者として注目を集める松田孝校長にお聞きしました。
Contents
- 前原小学校「朝の会」レポート
- 松田校長インタビュー
- 子どもたち&現場の先生の声!
ノートPCで広がる、朝のコミュニケーション
前原小学校の朝は、「自分のノートPCを取りに行く」ところから始まります。登校した児童たちは、まず、教室のうしろの棚にズラリと並んだノートPCのなかから、自分のノートPCをピックアップ。席に着くと当たり前のようにPCを立ち上げ、学習支援システム「schoolTakt(スクールタクト)」を使って、その日の調子や前の日の夜にやったことなどを書き込んでいくのです。
「今日も元気です! 1日、楽しくがんばろー!」
「昨日はワールドカップに夢中になって夜更かししちゃった!」
そんなコメントが次々と子どもたちのノートPCに、掲示板のような形で一覧表示され、アップされたコメントに返信がついて......。まるでチャットのようなテンポのよいやりとりが続き、同時に教室のなかでも「俺もワールドカップ見たよ!」「面白い動画、見つけちゃった!」などの声が、あちらこちらからさかんに湧き上がります。
「1人に1台ノートPCを支給し、ICTを活用することで、児童全員が発言する環境をつくることができました。教師が子どもたちの調子を一気に把握できるところ、子どもたち同士がクラスメイトの様子を共有できるところも、とてもいいなと感じています。こうしたやりとりを朝の時間に行うことで前向きな雰囲気が出来上がり、子ども同士がお互いを気にかけフォローし合うという動きも生まれました」
こう語るのは、前原小学校をICT教育の先進校に育て上げた松田孝校長先生。教室の中央にはAIスピーカーやロボホンが置かれ、ほとんどの時間、立ち上がった状態になっているそうです。ノートPCやICT機器が当たり前のように溶け込み、教師と子ども、子どもと子どものコミュニケーションをアクティブに広げている、そのイキイキとした空気が、教室中にあふれているのが感じられました。
授業を見れば意識が変わる! プログラミング教育は怖くない!
松田校長が前原小学校にやってきたのは2016年のことでした。当時はごくごく普通の公立小学校だったそうですが、松田校長が前任校でのICT導入経験を生かして、WiFi環境の整備や機器の導入などに着手。着任初年度のうちに3年から6年生の10クラスを対象に、年間20時間のプログラミング授業を実践するに至りました。
「ICT教育を導入する際に注力したのが、先生や保護者の不安を払拭すること。自分たちが体験したことのない教育を実践することへの抵抗感を取り除くため、まず私が授業を行い、その様子を見てもらうようにしました。実際に端末を使いながら、子どもたちが楽しそうに学ぶ様子を見ることで、少しずつ先生や保護者の意識が変わっていったようです。『1人で黙々と作業を続けてしまうのではないか』というネガティブなイメージもなくなって、情報を共有することでむしろ豊かなコミュニケーションが広がること、思いやりが生まれることを理解していただけたように思います」(松田校長)
松田校長が最初に行ったのは、プログラミングの模擬授業でした。授業をする際に意識しているのが、「教えない」ということ。教室のなかに子どもの興味を引きそうなロボットやデジタル機器を置いておき、「なんだろう?」「面白そう!」という関心を引き出したら、「これ、自分で動かせるんだよ!」と伝え、最小限の説明を行います。あとは子どもたちの好奇心に任せて、自由なプログラミング活動へ。すると、自然と質問や子ども同士の学び合いが生まれ、豊かな関係性が構築されていきます。
「ICT教育を実践することで、私自身の考えも180度変わりました。機器を活用し学びを効果的に共有することで、こんなにも楽しい場をつくることができる。これからは、教師が画一的な指導を行い"教える"のではなくて、子どもたちが自ら"学ぶ"時代になっていくのだろうなと。教師は、ファシリテーター的な役割に変わっていくのだろうなと考えています」(松田校長)
丈夫で機能的。教育現場に適したノートPCとは?
前原小学校で使われているのが、Acer(エイサー)の Chromebook(クロームブック)というノートPCです。最大の特長が、「OSやアプリケーションがクラウド上で動き、データもすべてクラウド上に保存される」というところ。1つひとつの端末上でアプリケーションを動かす必要がなく、また、データをローカルに保存する必要がないことから、高価な高性能CPUや大容量のHDDが不要で、これによって"軽い動き"と"手頃な価格"を実現することができました。
「Acer Chromebook なら、一般的なノートPCより安価に購入することが可能です。『タブレットではなくノートPCでタイピング技術を身に付けてほしい』『クラウドコンピューティングの時代を見据えて、1人に1台端末を支給したい』、こう考えていた私たちにとって、安価なノートPCというのはとても魅力的でした。立ち上がりが早くサクサク動くところ、バッテリーの持ちがいいところ、学校での使用を想定した頑丈なつくりになっており多少乱暴に扱っても壊れないところも気に入っています」(松田校長)
その他、管理がラクなところも魅力のひとつ。一般的なノートPCの場合、すべての端末に対し、1つひとつ手作業で、OSやアプリケーションをアップデートしたり、セキュリティソフトをインストールするなどのメンテナンスを行わなければなりません。一方、Acer Chromebook は、非常にセキュアなOSのためそもそもセキュリティソフトをインストールする必要がないのです。専用の管理コンソールを使って学校にあるすべての端末を簡単に管理でき、アップデートは一瞬で反映されます。
「タブレットを導入する学校も多いと聞きますが、これからの時代はタブレットではないと思います。タブレットはコンテンツの活用に適したツール。ノートPCは、コンテンツの活用だけでなく自由に自己表現が行えるツールだと思うのです。これからはノートPCを使って、キーボードで自分の考えを活字にして表現できる、そういうリテラシーやインテリジェンスを育まなければならないのではないでしょうか? 学校教育に適した特長を持つAcerの Chromebook 、私は最高のツールだと思っています」(松田校長)
今後はAcer Chromebook を中心にした主体的な学びを、ますます推し進めていきたいと考えているそう。「日本の教育から勉強という言葉をなくしたい」、こう話す松田校長。クラウドを活用して、子ども自らが情報を見つけ、教え合い、成長する、そんな教育を目指し続けています。
現場の先生に聞きました!「ICT教育のホンネって......?」
アナログな授業をしていたときは、どうしても、先生のやり方で、一斉に、画一的な授業を行わざるを得ませんでした。ICTを活用することによって、1人ひとりの子どもにペースや学び方を合わせて、マンツーマンに近い教育ができるようになりました。この子の場合は映像で、この子の場合は文字で教えようとか、いろいろなやり方ができるようになったところが嬉しいですね。ICTと言われると難しく考えてしまいがちな先生も多いと思うのですが、まずは触ってみてほしい。「Scratch(スクラッチ)」や「micro:bit(マイクロビット)」など、教育用に開発された簡単な機器も多いので、まず触ってみることで、不安が払拭されるのかなと思います。
実際にプログラミングの授業をやってみて、「子どもたちが変わった」というよりも「自分がいちばん変わったな」と感じました。子どもたちが私の知らない世界を示してくれ、「こんなこともできる」「あんなこともできる」ということを教えてくれる。私が教えていないこともどんどん発見して、新しい世界を開いていくんです。今日も子どもたちが勝手にプレゼンのスライドにアニメーションを使っていて(笑)。それを他の子に教えている。私たちが思っているよりもずっと、子どもたちの「モノをつかむスピード」は速く、そして大きな世界を持っているんだなあと実感する毎日です。
導入事例動画
関連事例
- 石川工業高等専門学校様 ノートブック学校・教育 デジタルと専門分野を学ぶ高専生をサポートする裸眼3D立体視テクノロジーノートパソコン
- 株式会社サイアメント<医用画像ビューワーViewtify®>様 デスクトップノートブックモニター・サイネージ病院・医療 「術野(surgical field)」を体感する次世代医用画像ビューワーViewtify®と裸眼3Dモニター
- 神奈川歯科大学/神奈川歯科大学附属病院(神奈川県)様 ノートブック学校・教育 最先端歯科医療のDX推進を加速化するConceptD 7 SpatialLabs™ Edition
- 宇都宮文星女子高等学校(栃木県)様 ノートブック学校・教育 自分で問いを立て、協働しながら考える、深い学びにAcer Chromebookを活用授業の成果が探究コンテストを受賞
- 野田学園中学高等学校/野田学園高等学校(山口県)様 ノートブック学校・教育 山口県のICT教育を牽引する野田学園コロナ禍による臨時休校期間からオンライン授業が加速化アクティブ・ラーニングをさらに深化させたAcer Chromebookの活用方法を大公開!
- 田園調布学園 中等部・高等部(東京)様 ノートブック学校・教育 3学年で Chromebook を導入!1人1台のノートPCが"高い表現力" をつくる
- 東北学院中学校・高等学校様 ノートブック学校・教育 堅牢・ロングライフバッテリーのChromebook 11 C730E-N14Mを採用。生徒一人1台PC環境の実現でアクティブ・ラーニングを加速。1000名を超える生徒が授業や自主学習で日常的に利活用!
- 国立大学法人 東京農工大学様 デスクトップノートブック学校・教育 学生向けの貸出端末にChromebookを採用することで端末管理の負荷軽減と使い勝手の良さの両立を実現
- ブックオフコーポレーション株式会社様 ノートブック企業 圧倒的に起動が速いChromebook C720を活用し 店舗での迅速な契約手続きを実現したBOOKOFF
- 私立広尾学園高等学校〈医進・サイエンスコース〉様 ノートブック学校・教育 クラウド上で生徒と教員が情報共有。教育現場におけるChromebook™の活用で、新しいコミュニケーションが生まれる。
- 学校法人徳山教育財団 徳山大学様 タブレット学校・教育 タブレットを導入してITリテラシーの向上を図り就職活動につながる学生のキャリア形成を支援する
- 美濃加茂市教育委員会様 タブレット学校・教育 コンパクトで自由に持ち運べるタブレットの導入で授業用PCの稼働率と児童の学習意欲が向上
- 小美玉市役所様 ノートブック官公庁・自治体 高いパフォーマンスと優れたセキュリティを備えたノートブック導入で質の高い行政サービスを実現
- 松尾学院様 デスクトップノートブック学校・教育 全国トップクラスの合格実績を支えているのは質の高い授業環境を低コストで実現するエイサーPC
- 京都ノートルダム女子大学様 タブレット学校・教育 教員と学生にとって使いやすい端末が学習環境の充実と学習効果の向上に役立つ
- 龍ケ崎市役所様 ノートブック官公庁・自治体 処理速度が速く、スタイリッシュ。理想のマシンが予算内にて導入できました。
- 姫路情報システム専門学校様 ノートブック学校・教育 コストパフォーマンスNo.1、そのうえ1年間の故障ゼロ。だから今年もエイサーにしました。
- 大阪バイオメディカル専門学校様 ノートブック学校・教育 世界第2位のメーカーだから実現できたコストパフォーマンスにとても満足しています。
- 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー様 ノートブック企業 待ったなしの現場に即応するため、薄型で軽量、しかも立ち上がりの速いノートPCを求めていました。
- 東京情報大学様 ノートブック学校・教育 基本性能の高さとバランスの良さ、 そして抜群のコストパフォーマンスでエイサーを選びました。
- 愛知工業大学様 デスクトップ学校・教育 誰もがパソコンを持つ時代なので大学にはワンランク上のPCが必要。予算と性能でエイサーを選びました。
- 鹿児島国際大学様 ネットブック学校・教育 優れた性能と魅力的な価格、それに加え、5年保証の実現がエイサーに決めた理由です。
- ディーアールエム株式会社様 デスクトップノートブック企業 企業のマーケティング活動を陰で支える業務を、エイサーのPC群がサポート。
- 熊本県立第一高等学校様 デスクトップ学校・教育 キーボードが打ちやすく音も静かなエイサーは、ボディが小さいので生徒の顔がよく見えます。
- 高知県庁様 ノートブック官公庁・自治体 価格性能比に優れ、保守やサービスの点でも納得できたので、自信を持ってエイサーを推しました。
- 金沢医科大学病院様 ノートブック病院・医療 シンプルで使いやすく高性能のPCを探したら、エイサーになりました。
- 国立福島工業高等専門学校様 ネットブック学校・教育 最先端のeラーニング2.0を 使った教育現場でAspire one<アスパイア・ワン>がWEB端末機として大活躍!
- 鳥取短期大学様 デスクトップ学校・教育 期待通りの性能と 抜群のコストパフォーマンス。さすがエイサーの製品だと納得しました。
- 愛知産業大学様 ネットブック学校・教育 メーカーがユーザーの意向を聞いて柔軟に対応してくれる。これはすごいことだと思います。
- 飯能市役所様 ノートブック官公庁・自治体 入札機種の中で価格性能比が高く、使いやすいのがエイサーでした。