3学年で Chromebook を導入!
1人1台のノートPCが"高い表現力" をつくる
田園調布学園 中等部・高等部(東京)様
導入モデル:Acer Chromebook Spin 11 R751T-N14N〈ノートブック〉
中等部2年~高等部1年の3学年全員にAcer Chromebook を導入し、授業をはじめ、ホームルームや委員会活動、部活動などさまざまな場面で活用している田園調布学園。Acer Chromebook を選定した理由やその効果、学園がめざす“学び合い”と“ポートフォリオ”につながるICT教育についてお聞きしました。
1人1台あれば学びが広がる!
Acer Chromebook の底力
田園調布学園にAcer Chromebook を導入しようと提案したのが、ICT教育推進室のおふたり。主任で情報科の村山達哉先生と事務ICT機器担当の小杉政史さんです。「多くのICT機器を検討した」というおふたりに、導入の決め手や魅力、活用状況などを語っていただきました。
本物のタイピング力を育む打ちやすい物理キーボード
――2018年4月から、中等部2年~高等部1年の3学年で、1人1台のAcer Chromebook を導入したと聞きました。まずは興味を持たれた理由についてお教えください。
村山先生: Chromebook は他のタブレット端末と異なり、物理キーボードが付いているところが良いですね。社会に出ると、資料の作成やプログラミングなど多くのシーンで、キーボードでの入力が求められます。また、大学入試でもCBT方式※の試験が採用される見込みで、今後ますます、仕事や学習においてキーボードが切り離せない関係になってくると思うのです。ですから、中・高校生に持たせるなら、常日頃からローマ字入力ができるような、物理キーボードの付いたノートPCであるべきだと思っていました。外付けキーボードが付いたタブレット端末だと、ついキーボードを外してタッチ操作に頼ってしまいがち。学校教育のなかで本物のタイピング力を身に付けさせるには、タブレットではなくノートPCが最適だと考えました。
小杉さん:導入のきっかけは Google のセミナーで Chromebook の説明を聞いたこと。ちょうど「生徒1人1台の端末を」という方針の下、さまざまな機種を検討していたときだったので、他の端末と比較して、すぐに「これは魅力的だな」と思いました。管理コンソールを通して生徒たちのPCを一括管理できる点、学校での使用を想定した丈夫なつくりになっている点、コストパフォーマンスが高い点など、非常にメリットが多く、迷うことなく提案したことを覚えています。
※CBT方式...Computer Based Testing方式の略。コンピュータによって行われる試験方式のこと。
教員向け個別研修を丁寧に行い約700台の端末をスムーズに導入
――数ある Chromebook のなかからAcer Chromebook を選ばれた決め手とは?
村山先生:操作しやすいキーボードです。エンターキーが外付けキーボードにありがちな細長いものではなく、しっかり大きなエンターキーで、キー幅もある程度確保されているところが良いと感じました。
小杉さん:他社の Chromebook に比べ頑丈で壊れにくいところ、滑りにくいところなども決め手になりました。
――導入を決めてから実際に導入するまで、どのような段取りで進められたのでしょうか? 注力したことはありますか?
小杉さん:もっとも力を入れたのは教員向けの研修ですね。PCが得意な教員と、そうでない教員がおりましたので、特に「得意ではない教員」に向けて、個別サポートを行うように意識していました。「不安はありませんか?」と積極的に声掛けをし、丁寧に個別研修を行うことで、「PCは苦手」だと言っていた教員が段々と使いこなしていく......。そういう様子が、周囲の教員にとっても大きな刺激になったようです。
村山先生:導入前年度から G Suite for Education を試験的に授業で用いました。授業を通して効果的な活用法を探り、研修会で事例の共有を行いました。
小杉さん:管理コンソールですべての端末を一斉にセットアップすることができるので、1台1台端末を調整する手間が省け、これによって丁寧な教員サポートを行う余裕ができていると実感しています。
生徒全員の回答を瞬時に確認し弱点を克服する指導を実現
――約1年、使用されて、どのような変化を感じていらっしゃいますか?
村山先生:他の生徒の回答やクラスの傾向、正答率などがわかり、生徒にとっては授業に対する参加意識も高まっているようです。また、 Chromebook はクラウド上にデータを保存するので、データの共有や複数人での同時編集も容易にでき、1人1台の端末があることで授業や活用の幅が広がっています。中高での学園生活を通して大学や社会に通用する高いタイピングスキルを身に付け、深い思考と豊かな自己表現を実現してほしいと思っています。
小杉さん:教員が特に便利だと感じているのが、 G Suite のフォーム機能のようです。手軽にアンケートや小テストを作成でき、その集計結果が、ほぼリアルタイムで画面に表示されるというものですが、この機能を活用して、生徒の弱点を把握できるようになったという声を聞いています。その他、「資料の配布や回収の手間が減った」「USBでのデータ受け渡しをする必要がなくなった」などの声も続々と届いています。
校長先生のコメント
思考の過程を蓄積・保存する
「ポートフォリオの時代」がやってくる
"情報の共有"が、授業を大きく変える!
田園調布学園では、授業やホームルーム、部活動など、あらゆる場面でAcer Chromebook を活用しています。
今回は英語と理科の授業にお邪魔して、ユニークな活用法や課題に取り組む生徒たちの様子を見せていただきました。
学習効果を高める新しく魅力的なICT活用型授業、その一部をレポートします。
「英語に強い田園調布学園」ならではの、動と静の英語授業とは?
360度回転するキーボードを活かし
英語でのアンケートに挑戦
高等部のOC※の授業では、Acer Chromebook を使って音楽に関するアンケートを作成し、その集計結果を発表するという取り組みが行われていました。先生への質問や生徒同士の会話はすべて英語。まずは生徒が2人組になり、 Google ドライブの共有機能を使いながら英語でアンケートを作成。アンケートが出来上がったらAcer Chromebook を持ち運んで他の生徒たちの回答を聞き、その場で入力していきます。キーボードを360度回転させて、画面を友だちに見せたり、タッチで入力したりと、思い思いのスタイルで活用。最後に Google スライドで資料を作成しプレゼンを行いました。
※OC...Oral Communication(オーラルコミュニケーション)の略
主に小テストや演習で活用! 知識定着と興味喚起を図る
テストの結果をその場で共有し
家庭での効果的な復習につなげる
生物の授業では先生の講義と授業終盤の小テストでAcer Chromebook
が使われていました。講義中は電子黒板に表示されているスライドが生徒
のAcer Chromebook にも表示され、より細かくハッキリと内容がわかる
ように。共有されたスライドはいつでも閲覧が可能で、各自の復
習に役立っているそうです。小テストでは Google フォームが
活用され、採点が瞬時に終了しました。結果がグラフ化され
るのでその場でクラス全体の傾向が把握でき、間違いが多かっ
た問題の見直しが行われていました。
私たち、部活動・委員会でも愛用しています!
自分だけのAcer Chromebook を持つ田園調布学園の生徒たちに、感想を聞きました!
振付の動画を撮影して、Acer Chromebook で |
共有、みんなで確認しています。動画だと自分 |
の動きを客観的に確認することができ、効果的 |
に修正できるんです。フォーメーションのズレ |
などが一目でわかるようになりました。 |
自宅でも学校でもAcer Chromebook を使うよ |
うになって、タイピングが上達しました。生徒 |
会では行事後のアンケートや集計のほか議事録 |
の作成に活用しています。議事録をみんなで同 |
時に編集できるので、作業の分担と効率化が図 |
れてグッとラクになりました! |
導入事例動画
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- 東京情報大学様 ノートブック学校・教育 基本性能の高さとバランスの良さ、 そして抜群のコストパフォーマンスでエイサーを選びました。
- 愛知工業大学様 デスクトップ学校・教育 誰もがパソコンを持つ時代なので大学にはワンランク上のPCが必要。予算と性能でエイサーを選びました。
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田園調布学園は、ICT機器で、単なる調べ学習を超えた"相互学習"と"情報の集積"をしなければならないと考えています。
私たちが考える相互学習とは、生徒が互いの情報をその場で把握し、それを材料にして深く考え、自分の意見をまとめ表現するような学習のこと。ノートPCというツールを活用して、情報、発想、考え方の引き出しを最大限に増やし、「自分の力で」解答や根拠を見つけ出して、思考しながらキーボードで自己を表現してほしいと思っています。また、こうした活動を1人1台のPCにアーカイブしておくことで、自分自身の取り組みを見直し、次の学びへの意欲や改善につなげてほしいと考えました。集積された情報は、2020年以降の大学入試で求められる「高校在学中の活動履歴」としても活用する予定です。
これからは、ポートフォリオの時代。多くの情報をもとに思考すること、そして思考の過程を記録しておくことが、積み重ねによる深い学びを生み出すものと考えています。